2015年6月19日 (金)

Green Tainan

_

台湾に行ってきたのはもう随分前で、1月の話になります。記憶にとどめておきたいと思い、この一枚だけスケッチしてブログにアップしようと思いました。写真を見ていると、それなりに楽しかったこととか思い出して、もうちょっと描いてみたくもあり、ぼちぼちできたらと思います。

Img_3328

台南の孔子廟の近く、府中街の永華宮です。孔子廟は、みどりの芝生に赤壁の寺院が立ち、地元の人たちが、暮れなずむ時刻にのんびり過ごしている様子がすてきでした。この東側に少し気になる感じの路地があり、ここじんまりした門前商店街に、それぞれが草木のプランターをいっぱいに並べて、気持ちの良い緑陰になっていました。クランクして小道へと分岐していく通りのあちこちに、クラフト系、アート系、オーガニック系のお店が並んで楽しい散策道です。そして、細い路地に迷い込むように入ると、ふいに大きな木が影を作る小さな広場があり、それがこの永華宮でした。集合住宅に取り囲まれつつ、ぽっかりと空いた空間。ここに暮らす人々の生活が感じられる景色でした。

Img_0545

この日は水仙宮の朝市からスタートし、人の多い屋台に目星をつけ、虱目魚のスープというメニューの不気味さにおそるおそる口にしたところ、あまりに美味しくてびっくり。サバヒー、ミルクフィッシュという魚はゼラチン質と白身がとけあい、上品なうまみたっぷりでした。

Img_3249

オランダ統治から鄭成功の統治の跡を残す安平古堡を訪ね、マメ科らしき赤紫の大きな花を咲かせた街路樹--ムラサキソシンカを見て、きれいな花に嬉しくなりました。ここではちょっとバス亭の案内がわからなくて立ち往生しましたが、バスの運転手さんの機転でようやく市街地に戻れました。

Img_0551

お昼過ぎには奉茶という茶藝館で休憩。ここでも、ちぐはぐな英語、台湾語、指差しコミュニケーションを懸命に発揮、お店の優しいお姉さんたちとやりとりして、とても美味しい工夫茶を味わいました。杉山烏龍茶と、もう一つは確か金萱茶。お茶請けのドライフルーツを期待していましたが、四苦八苦しながら頼んで出てきたのはネギパンと鳥の唐揚げ。でも香ばしくて美味しくて結果オーライでした。お店の人たちがおまけにくれたサツマイモのレモン煮も美味しかった!

Img_3360

台南は、台北に比べると見るべきものは少なく単調かも。観光地化されたところでは、ちょっとヤンキーテイストもある・・・でもなんとなく緑が多くてのんびりしていて、家並みに風情があって、わたしは結構気に入ったのでした。

Img_3378_2

Img_3379_2

番外は台湾で見つけて買った本。京劇風な雰囲気できれいな絵を眺めてページを繰るうちに、台湾寺院の屋根に必ずついている過剰なまでの陶装飾の古い文化のことがわかる仕掛け。右は相方がこれはおもろいと思って買ったが、実は日本の絵本「パンダ銭湯」の台湾語版だったというオチでした。台湾語だと、またおつな味わいです。

(20150619)

2015年1月10日 (土)

Happy New Year 2015 「花の心」

Chrisanthemum_2

明けましておめでとうございます。今年の年賀状スケッチは菊の花の乱れ咲きの様子にしました。菊はほっておくと茎が這いながら伸びてぐしゃぐしゃになりますが、こういう野性的な感じ、上手に使えると、きっととてもいいなあと思います。こうした憧れの風景に出会い、友人、家族、また多くの人と喜びを分かち合える年になるように頑張りたいと思います。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Img_0354_3

Img_0352_4

昨年末は、風邪が長引いたりして、少し忙しい中、ときどきお出かけして贅沢もしました。一保堂茶舗の喫茶室 嘉木。穏やかで丁寧な店員さんたちが案内してくれるお菓子とお茶が心和みます。(薄茶・京極の昔と、京華堂利保さん「姫椿」「峰の雪」だったかな~)

Img_0458_3

クリスマス、ほとんど準備もしていませんでしたが、仕事から戻ったら嬉しいご褒美。一緒にご飯を囲む喜びはひとしおです。合わせて身近な人からたくさん祝福をいただいた年末。この気持ちを忘れないようにしたいです。

 

 

Img_0475_3

お正月に入ってからは、縁あって久しぶりに静岡方面にも行きました。小高い山に登って、お正月の富士山を見ました。右手の小噴火口がポイント。

 

Img_0503_3

山の上は、よく手入れされたみかんとお茶の畑が広がり、港を見下ろす眺めはとても気持ちの良いものでした。京都はこのとき結構な積雪だったようで、静岡のぽかぽか具合は有り難く感じました。

(20150110)

2014年10月24日 (金)

Hachimanbori_3

スケッチ同好グループで近江八幡に出かけました。今回のテーマは「川を描く」。BIWAKOビエンナーレ最中の見学を兼ねて八幡堀を題材にしました。大勢の観光客がいたのですが、わたしは往来の賑やかな日牟禮八幡宮の辺りを避けて、東へ。豊臣秀次時代の整備により、鉄砲づくりの職人が集められて町名となった鉄砲町にきました。各戸、家から水辺に降りる階段を設けていて、中にはボートを繋いでいるお宅もいくつかあり、生活に根付いた風景が良いです。家並みの向こうは八幡山の尾根が続き、琵琶湖がその向こうにあっても見えません。久しぶりに外で描いたスケッチ、なかなか難しいところはあるけれども楽しいですね。
(20141022)

2014年9月 8日 (月)

A Landscape

Yakunocho_oyugo_3

京都府綾部市のきりん舎さんの取材の帰り、行きたいところがある、と連れてきてもらった集落。7月の夏の盛りでしたが、田んぼを渡る風が爽やかで、水も涼やかな場所でした。柿の木が水辺に木陰を落とし、山際の稜線と重なります。

Img_1823__4

同行の人は、秋には稲刈りを手伝うのが楽しみと笑っていました。もう一人の同行の人は、川を覗いて、小さな魚の群れがいると教えてくれました。ひとときの立ち寄りでしたが、この夏の印象深い光の一瞬です。

Img_1839__6

今年の夏は雷干しというのを覚えました。瓜なんかの種を抜いてらせん状に切って、半日天日にぶら下げて干す。姿がおもしろく、ぱりぱりとして甘味が出て美味しい。空梅雨のあと、長雨・大雨と一段と厳しかった6~8月、ようやく秋を待ち焦がれていたけれど、もっと雷干し作ってみたかったなあと、少し寂しさも。

(20140720)

2014年6月25日 (水)

オガタマ狛ちゃん

Scan_2

蹴鞠の神様で有名な白峯神宮に立ち寄りました。樹齢800年のオガタマノキが有名ですが、なぜだか目についたのはカラタネオガタマのほうで、花の香りの下におわしますコマちゃんがご機嫌そうでした。コマちゃん描いたのは多分初めてですが、カッと開いた口がいいですね。

20140513magnoliafigo_2

カラタネオガタマは手に届く枝から花が咲いているのが見えました。モクレン科らしい花の形は少し小さくて、花びらは赤みを帯びていて、心惹かれます。今度、行くときはちゃんと本来のオガタマノキのほうも見ていかなければなりませんが、大木過ぎて花を間近にみるのは難しいかもしれません。
(20140625)

 

2014年6月13日 (金)

ムッちゃん

Img_15630002

最近すっかり「用水路ブログ」みたいで恐縮ですが、今日もそんな話題です。サワガニと蛙以外に動物はいないと思っていたうちの用水路ですが、本流脇の放水路に川魚がいました。放水路の上をフタするようにコンクリートが乗り出して、ちょうど水路が影になっています。

20140613conduit

5月半ばのある日、たまたまコンクリートの下をのぞいたところ、浅い水底にきれいな川砂がたまっていて、ゆらゆらと泳ぐ小魚が。大小2匹いました。用水路脇に暮らして初めての魚の目撃に興奮するわたし。相方がひしゃくでうまいことすくいとり、ガラス器に入れて観察しました。それがこの絵のような姿形の魚。大きいのは体長12cm程度。小さいのは体長6cm程度でしょうか。体の真ん中に黒褐色の筋が太く走っているのが特徴的で、ヒレは黄色味をおびています。大きいのは体の隅や目の上に朱色の筋が入っり、婚姻色か何かのよう。目も大きくて、わりとハンサムです。

20140613mucchan_3

この魚の名前は「カワムツ」。ネットであれこれ見ているうちに、それではないかということで落ち着きました。前日に長雨豪雨があったので、本流から流されてきてそのうち下流に流れていくのかしらん、エサはどうするんだろう、などと話していましたが、緩い水流に適応しているらしく、もうかれこれ1ヶ月近く同じところで泳いでいます。放水路をのぞいて、見当たらない時もありますが、そんな時は石垣の影に隠れて休んでいるようです。もともとわたしたちの知らないところでずっと前から、棲んでいたのかもしれませんね。「ムッちゃん」と呼ぶことにしました。

20140613flogegg

この日、蓮のバケツ池でも、そこを定宿としているヒキガエルが卵を産み付けていたことがわかり、水の生きものにびっくりさせられた一日でした。

(20140613)

2014年4月22日 (火)

水質検査実験とクレソン

Img_1232

ご無沙汰してました。ようやく庭にも花が咲き、2年目の庭は前より少し充実して嬉しい限りです。敷地に接する用水路には小さな白い集合花。クレソンです。せっかくある資源食べてみたいかも?ただ気になるのは用水路の水質。周囲を見回すときれいに使われているようですが、ほんとのところはワカラナイ。では検証しよう!となりました。

Img_1215

使ったのは柴田科学株式会社の「簡易水質検査キット シンプルパック 水のチェック隊シリーズ 川の水」。子どもでも遊べる環境教育用で、アマゾンで買いました。ペーハーpH、アンモニウムNH4、亜硝酸NO2、リン酸PO4、化学的酸素要求量COD、という5つの指標項目について、汲んだ水をスポイト状のボトルに入れ、中の試薬に反応した水色の変化で判断します。

Img_1219

さて、4月17日午前11時、天気晴れ、気温約20℃。水温は手を浸した感じで、ひんやり冷たく、10℃くらいと判断。5つの小さなボトルの結果は如何に!?

Img_1221

まずはpH。ほぼ中性ですかね。やや緑が濃くアルカリ性寄りか。日中は水生植物の光合成作用により、水がややアルカリ性に傾くとも取説にありました(反対に夜間は呼吸作用で酸性に傾くとも)。結果はph7.5(~8)。まずは一安心。

Img_1224

亜硝酸(NO2、NO2-N)。取説には農業用水として肥料や、生活排水の汚れがわかるとあります。あんまり水色の変化ありませんね~。結果NO2:0.02、NO2-N:0.006。

Img_1227

アンモニウム(NH4、NH4-N)。生き物の死骸や尿などが分解されてできる生成物とのこと。ちなみに用水路にはサワガニや蛙がいますがあまり魚は見られません。あとは、し尿の不安があるかどうかですが…。結果NH4:0、NH4-N:0。意外に好成績が続きます。

Img_1226

リン酸(PO4)。植物の生育のための3大栄養素の一つ。排水や肥料による汚濁がわかり、多すぎると環境の水源の富栄養化を招く原因になるとのことです。結果0.2。検査スケールで最低レベル。

Img_1228

化学的酸素要求量(COD)。水の中にある有機物を薬品で分解するときに使われる酸素の量。ちょっとわかりにくく、反応時間の経過で水色の変化が見られたので、2くらいといっても良いくらいかも。結果(2~)4。

どきどきの総合評価はこちら!

Check_sheet_kawanomizu001

少しCODの値が高いかもしれませんが、取説によれば「ヤマメ・イワナ・サケ・アユ」が住める!?それは大げさとしても、ほぼ清流と言ってよいレベルでした。高野川からの取水が良いこともありますが、今もきれいに使われている用水路だったことに驚き!田植え時期だと肥料が流れ込むかもしれず、違う結果だったかもしれませんが、すばらしい成績。

Img_1230

ではっと早速クレソンを収穫。トウがたって茎は固かったのですが、クレソンソースのジャガイモサラダができました。ピリッと隠し味程度でしたが美味しく食べられ、ついでに庭で育ったフキのおひたしと一緒にいただいて満足でした♪ (20140422)

2014年1月 4日 (土)

Happy New Year 2014

20131229corfecatsle去年中になんとかぎりぎり描いてアップしたスケッチですが、実は最後に1枚だけ、お正月用に保留していました。

今年は午年、思い出の写真からになりますが、コーフ城のまわりを歩いた時に出会った放牧地のお馬さん3頭。牛、羊のほか馬も結構日常風景なイギリスが、こういう時特にすてきだなあと思います。わたしが旅したとき、コーフ城の遺跡本体はEnglish Heritageの管理で、ナショナルトラストはその周囲のサイト全体の景観保全に関わり、それを取りまく放牧地は近隣農場やコミュニティの共同体で運営管理されている、ということだったと思います。(いまはEnglish Heritageはコーフ城の運営から後退したかも?ですが)こうした歴史文化遺産の保全に関わる共同体のスクラムの組み方にいつも感心してしまいます。ストウでの日々を見ても、関係者同士それぞれの事情から面倒はあったと思うけれど、小さなトラブルに目をつぶって、大きな枠組みで目標を達成すべく損得を取引する外交能力、小さな実績を積み重ねる粘り強さというのは大したものです。

今年のわたしはどうなることやら。ですが…自分にとって大事なことは何かを見据えていく一年になりそうです♪

(20140104 The Last One of Sketches 38/50 by Elysian Garden)

2013年12月31日 (火)

リュウキンカと水盤

20131231_05tokachimilleniumforest 5月に十勝・千年の森を訪れたときの思い出の風景。ダン・ピアソンのガーデンです。デッキの橋のそばに、自然の流れを汲み上げた大きな水盤、そこにあしらわれたリュウキンカ。すてきでした。

(20131231 Sketch by Elysian Garden 50/50)

波見川の眼福

20131231_04hamigawa_rosamultiflora うみほし公園の田んぼのそばを流れる波見川(はみがわ)。近づくと、ノイバラの大きな株が水辺に花を咲かせていました。

(20131231 Sketch by Elysian Garden 49/50)